たくましいJAYCEEづくり委員会



富士山登山研修を終えて

8月4日
午前5時20分 湾岸習志野IC近くの駐車場に委員会メンバー集合
午前5時30分 受付開始、総勢約80名
午前6時00分 2台のバスに分乗し、いざ出発。車内ではひたすら眠る人が目立った。
午前10時30分 富士山五合目到着、手前1kmは大渋滞。
午前11時00分 結団式及びオリエンテーション。1班4〜5名の構成で全16班となる。
午後12時過ぎ 私は先頭の班だったのでオリエンテーション解散後、班の仲間達とラーメンを食べ、神社にて安全祈願をしたらすぐに出発。
午後1時頃 6合目到着、ここまでは登山と言うよりピクニック程度。
午後2時頃 7合目までが遠い、休憩時間のインターバルも段々長くなってきた。
午後2時過ぎ 7合目到着、後続のメンバーの到着をチェックする。
午後3時 再度登山開始、すぐに息切れするし、手のひらは黄色くなってくるし(注1)、かなり苦痛、私の班のメンバーは5人だが3人はずるずる追いついてこれなくなる。
「メンバー全員一緒に行動」が原則だが私たちはスタッフであるため待っていることも出来ないので、私と八日市場JCの越川君二人でどんどん登る。
(注1)手のひらが黄色くなるのは高山病の予兆
午後4時過ぎ 八合目の山小屋に倒れ込むように到着、最後は10歩歩いて休憩、の繰り返しだった。
午後7時過ぎ 最終組が到着、先頭から遅れること3時間以上だった。夕食(カレー)を食べ、8時過ぎにはみんなそそくさと布団にはいる。布団は3人で2枚のスペース、寝返りは打てない。
8月5日
午前1時30分 起床、みんな目の焦点が合っていない・・・
午前2時 出発、やはり私たちの班は先頭、しかし3人はすぐにリタイアとなった。
当然前日の疲れが抜けてはおらず、すぐに筋肉痛で歩くのが苦痛、ただ大変混んでおり、2,3歩歩いたら立ち止まりの繰り返しであったので、ペース的には良かった。
空を見上げると一面の星空、さらに流れ星が2つ3つ・・・、疲れを忘れる一瞬だった。
最後の100メートルは大渋滞のため1時間近くかかる、とにかく寒い眠い腹減ったで泣きたい。越川君と励ましつつ、時折、星空を見上げて歯を食いしばる。
午前4時 頂上へ到着!思わず涙がこぼれそうになった。でも、あまりの寒さに食堂に駆け込み、豚汁を一気に食べる。そしてうとうと…
午前4時45分 ご来光。言葉を発する者はいなく、あたりには静寂が漂う。参加者一同で万歳三唱のあと、記念撮影。
午前5時30分 下山開始。下りは息切れなどはないが、とにかく膝が笑ってしまう。歩幅を極力小さくし、気をつけて降りていく。天気もいいし、色々雑談しながら眼下に広がる景色を楽しんで5合目を目指す。
午前8時30分 5合目到着、登り6時間、下り3時間、延べ9時間の登山であった。
午前11時30分 最終組が5合目到着、到着次第、皆は休憩室で休憩だが、私は到着するメンバーのチェックと記念写真撮影で休めず。ここがスタッフの辛いところ。
午後12時30分 河口湖畔の健康センターのようなところで風呂に入り、解散式及び宴会、皆の晴れ晴れとした顔が印象的だった。
午後5時 解散場所に到着、これで全工程が終了。

感想

肉体的にこんなにきつい思いをしたのは本当に久しぶりであった。だがそれと同時にやり遂げたときの達成感も言葉では語り尽くせないものがある。一生に一度はと思っていた富士登山だがJCでそれを実現できたことは幸せであった。登っている最中は「二度と来るもんか」と思っていたが、帰ってきてから、会う人たちに富士の魅力を語り、またトライしてみたいと思っている自分に気付き、驚いている。
この魅力や感動は到底言葉では語り尽くせないが、是非とも一度は登ってみるべきだと思います、皆さんもどうぞ。
ちなみに私たちに混じって小学生やおじいちゃんおばあちゃん達が元気に登っていました、普段きちんと体を動かしていれば誰でも登ることができるものだと思います。

浦安青年会議所
池尾 彰彦



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